燃費改善にも、環境のためにも、アイドリングストップは大きな効果がありますね。
これはとてもいいことだと思います。
しかし大事な注意点があります。エンジンを切るタイミングを誤るととても危険です。
アイドリングストップでエンジンを切るときは、かならずブレーキをかけ、完全に停車し、
サイドブレーキを引いてからエンジンを切ってください。
決してやってはいけないことがあります。
勾配のある場所で(橋のたもとの信号など)まだ動いているのにエンジンを切ってはいけません。
最近のほとんどの車は、ステアリング、ブレーキが油圧や電動など、エンジンが回っている前提でつくられています。
エンジンを切るとハンドルは重く、カーブは曲がれなくなります。
ブレーキは思い切り踏んでも、なかなか効きません。
もし下り坂のカーブの先にある信号を見て、早めにエンジンを切り、
アイドリングストップしたら突然ハンドルが重くなり、両手で必死で回すことになります。
ブレーキは踏んでも効かないので、力任せに踏むことになります。
アイドリングストップはブレーキを踏んで完全に停車し、
サイドブレーキを引いてからエンジンを切る。省燃費、環境のことを考えてもこれだけは守りましょう。
そしてもう1つ、アイドリングストップの問題点を知っておきましょう。
それはアイドリングストップによる車への悪影響です。
私たちがよく経験する車の故障には「消耗部品の故障」「補機類の故障」があります。
皆さんは、どんな故障を経験されたことがありますか。
消耗部品の故障では
・バッテリーあがり
・点火プラグの異常
・ファンベルト切れ
・ライト切れ
補機類では
・オルターネーターの故障
・ラジエーターの水漏れ
・ラジエーターキャップの圧力もれ
・セルモーターの故障
などが、よくある故障です。(パンクは故障には入れません)
最近の日本車は、性能がよくなり、本当に故障しなくなりました。
めったに故障しませんが、故障の多くは、前記の場所なのです。
ここで、アイドリングストップの問題点が浮上してきます。
エンジンをかけるという動作は、バッテリーを使ってセルモーターを回し、
濃い燃料で点火し、ファンベルトに負荷をかけ、オルターネーターを回す作業です。
つまり、アイドリングストップで、エンジンをかける回数を増やせば増やすほど、
故障しやすいところを使用してしまうのです。
アイドリングストップは環境や省エネ運転には非常に効果がありますが、
このような問題点があることを理解しておいてください。
アイドリングストップをするかどうかは、ご自分の車の状態や年式、
静止する時間や場所を考えながら判断するようにしましょうね。
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