hiroさん、ロータリーに関するご質問ありがとうございます。ロータリーについて話し出すと止まらなくなりますが、今日は「気を使う点」にしぼり、簡単にご説明いたします。振動が少なく、静かで、しかも強力なパワーが魅力のロータリーエンジンですが、もちろん「気を使う」、つまり、欠点もありますよ。
■燃費の悪さ
市街地で、3〜4km/l、高速で5〜6km/lです。でも、同じパワーのスポーツカーと比べれば遜色ないので納得しています。
■オイルの選択
エンジンが新しいうちは、どんなオイルを選んでも問題ありませんが、エンジンが磨耗してくると、圧縮比が下がってきます。レシプロエンジンは圧縮比が下がっても、エンジンがかからなくなることはあまりありません。しかし、ロータリーは圧縮比が下がると、エンジンがかからなくなります。つまり、死んでしまいます。エンジンが古くなると、粘度の高い、高価なオイルで圧縮比を保つのに苦労します。
■エンジンのオーバーホール
圧縮比が下がって死んだエンジンは、オーバーホールするか、あきらめるかの選択を迫られます。私のCOSMOは、18万5000キロで死んでしまいました。決断の末、オーバーホール。現在、20万8000キロ、絶好調です。財布はゼッ不調…。
ロータリーは、とてもすばらしいエンジンです。ロータリーフィーリングという言葉もあるぐらいで、一度ロータリーの加速を体験すると、カルチャーショックをうけてしまいます。しかし、燃費や環境のことを考えると、これから主流になるエンジンではありません。むしろ、時代に逆行するエンジンかもしれません。それでも「マツダ」では、水素を燃料にしたロータリーエンジンの実用化を目指しています。現在、水素ロータリーの一号車を広島県がリース購入し、公道を走っています。
消えかけては蘇る、不死鳥のようなロータリーエンジン、私が応援しなければ本当に消えてしまうと思い、応援しつづけているのです。 |