バイクの洗車方法は?
大きな汚れより、まずは小さな汚れから
バイクの洗車は奥が深いもので、
詳しく追っていくとそれだけで本が1冊できてしまうくらいです。
とてもこのスペースで説明しきることはできませんから、
ポイントだけかいつまんでお伝えしましょう。
洗車というと、まず全体に水をかけて、シャンプー液を含ませたスポンジで洗っ て…と思われがちです。
ですが、腰を据えて徹底的にキレイにするのであれば、
ボディ全体の汚れ(=大きな汚れ)はとりあえず放っておいて、
細かい部分の汚れ(=小さな汚れ)から落として行きましょう。
具体的には、ホイール、ブレーキ回り、スイングアーム、エンジン、エキパイ、 リアショックといったところです。
まず、スイングアームやリアホイール、スイングアームピボット周辺の油汚れの 落とし方を説明しましょう。
パーツクリーナー(ブレーキクリーナー、オイルリムーバー、脱脂洗浄剤もほぼ 同じもの)をウエスに吹きつけ、油汚れを拭き取っていきます。

直接スプレーしないのは、パーツクリーナーがチェーンに付着すると、チェーンに使われているゴム製のオイルシールを傷めるためです。
グリースがビッシリこびりついていて拭き取れない場合は、ブラシに「KURE 5-56」 や「WD40」といった防錆浸透潤滑剤をスプレーしてこすり落とします。
仕上げにパーツクリーナーを含ませたウエスで拭き取りましょう。
防錆浸透潤滑剤は、その名の通り汚れに対する浸透力が強く、特に層のようにこ びりついたグリース汚れを落とすのに向いています。ぜひ覚えておいてください。
その他の部位は、熱くないことを確認してから、
スポット的に水をかけて、スポンジやブラシを使って洗っていきます。
洗剤はマルチクリーナーがオールマイティに使えて便利です。
バイクは、後ろと下からの水に弱い

バイクは雨に濡れるのが当たり前の乗り物ですから、
基本的には水をかけても大丈夫です。
ですが、通常の走行では有り得ない車体の後方や下方からの強い水圧には、あまり耐性がありません。
後方からカウルやライトの裏側に水をかけたり、下側からタンクの奥に向けて水をかけるのは厳禁です。
作業は
シャンプー液を含ませたスポンジで洗う
↓
泡を洗い流す
↓
水滴を拭き取る
↓
微粒子液体コンパウンドで下地を整える
↓
ワックスで仕上げる
というのが基本ライン。
バイクは形が複雑なので、スポンジが届きにくい部分があります。
その場合は水で洗い流したあと、先端をカッターなどで薄く削った割りばしにウ エスを巻き、それにシャンプー液かマルチクリーナーを含ませて洗いましょう。
「下地」というのは塗装表面のこと。
シャンプー洗車では落ちない水アカがこびりついていたり、小キズが多いとワッ クスを塗っても深みのある光沢が出ません。
微粒子の液体コンパウンドで研磨して、汚れや小キズを落としましょう。
最後にワックスですが、自動車用で一般的な固形や半ネリ状のワックスは、
パネルの合わせ目やエンブレムのふちに残りがちです。
作業性とその辺の仕上がりを考えると、
液体もしくはスプレータイプのワックスが使いやすくていいでしょう。
以上が洗車の大まかな手順と注意点です。
頑張ってキレイにしてください。
車体の後ろや下から水を強くかけない
ワックスは液体タイプがオススメ
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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