エアクリーナーエレメントの交換費用は?
エアクリーナーエレメントには3つタイプがある
まずはじめに、エアクリーナーエレメント(以下エレメント)について、
少し説明しておきましょう。
キャブレター(インジェクションも同じ)を挟んでエンジンと反対側の吸気通路に、
数リッターの容量を持つ空間が設けられています。
これをエアクリーナー、あるいはエアクリーナーボックスと呼びます。
エレメントというのはその中に取り付けられていて、
エンジンが吸い込む空気に含まれるゴミやチリを取り除く役目を果たしています。
人間に例えるなら、マスクのようなものですね。
エレメントには、
不織布をジャバラ状に折った「乾式」
乾式に油分を含ませた「ビスカス式」
スポンジにオイルを含ませて使う「湿式」
の3タイプあります。
「乾式と湿式」は、およそ5,000kmごとに清掃する手間がかかるものの、
繰り返 し使うことができます。
対して「ビスカス式」は、途中清掃は不要ですが、
走行1万5000〜2万kmで交換 が必要になります。
こう書くと「乾式と湿式」は永久に使えるように思われるかもしれませんが、
そ うではありません。

「乾式」は、使い古すと、
清掃しても目詰まりが取れなくなります。
「湿式」は、ヨレヨレになって所定の位置に収まらなくなったり、極限まで劣化すると触るだけで粉状に崩れてしまうこともあります。
繰り返し使えるのがメリットの「乾式と湿式」にも、
寿命があることは覚えておいてくださいね。
パーツ代だけなら高くない
交換にあたっての費用ですが、50ccクラスの湿式エレメントならば、
だいたい700〜800円ぐらい。
高くても1,000〜2,000円というところでしょう。
工賃はショップにもよりますが、
タンクの脱着が無ければ、500円〜1,000円
タンクの脱着が必要ならば、1,500円〜2,500円
ぐらいでやってもらえます。
エレメントがチェックできたのなら自分でも交換できるでしょうから、
ショップでパーツだけ購入して、自分で交換すれば工賃はタダです。
「市販のスポンジで代用」ということですが、
湿式エレメントのスポンジはエンジンオイルを含ませて使うため、
耐油性のあるスポンジが必要です。
2サイクルエンジンだと、キャブレターからガソリンが吹き返してくるので、耐 ガソリン性のあるスポンジが必要になります。
一般のスポンジで代用するのは、やめた方がいいでしょう。
もし生産中止などで純正パーツが手に入らないときは、大きめのバイク用品店に 行くと、自分のバイクのエアクリーナーに合わせてカットして使用する汎用の湿 式エレメントが売られています。
それを利用するといいでしょう。
繰り返し使える「乾式&湿式エレメント」にも寿命がある
一般的なスポンジは使えない
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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