キャブレターからのガソリン漏れを直すには?
漏れの原因は大きく3つ
キャブレター(以下キャブ)の下部には、
フロート室という部屋があります。
そこに一定量のガソリンを溜めておいて、
そこからエンジンに供給するようになっています。
フロート室のガソリンが減ったら補充しなければならないわけですが、
減ったかどうかを判断するのが「フロート」という部品です。
フロートとは釣りの浮きのようなもので、
フロート室に溜まったガソリンに浮いています。
ガソリンが減って来るとそれに連れてフロートも下がるわけですが、フロートに はフロートバルブというパーツが連結されていて、それも一緒に下がります。
フロートバルブの先端は三角すい状になっていて、
ガソリンがフロート室に流れて来る穴を塞いでいます。
フロートと一緒にフロートバルブも下がると、
穴との間に隙間ができてガソリンが流入します。
それによってフロートが浮き上がると、フロートバルブも上昇し、
穴を塞いでガソリンの流入を止めるわけです。
エンジンが動いているときは、
ずっとこの動作を繰り返しているわけですね。
キャブからのガソリン漏れは、
ガソリンの流入が止まらない場合に起こります。
原因は大きく分けて、3つあります。
・フロートバルブの先端と穴の間にゴミなどが挟まって、ガソリンの流入を完全 に止められないケース
・フロートバルブの先端に段付き磨耗が発生して、穴を完全に塞げないケース
・フロートそのものが割れたりして、浮きとしての機能が果たせなくなってしま うケース
軽く叩くだけで止まることもある
対策ですが、ドライバーの柄などで、
キャブのフロート室まわりを軽く叩いてみてください。
穴とフロートバルブの間にゴミが挟まった程度なら、
ちょっとしたショックを与えるだけでゴミが落ちて、正常に戻る場合もあります。
これで漏れが止まらなければ、キャブをバラして、
フロートやフロートバルブをチェックする必要があります。
これは経験がないと、ちょっと厳しい作業です。
できればショップに任せた方が無難でしょう。
4気筒のキャブの脱着と分解チェックでおよそ1万円、
交換部品が発生した場合は別途、というのが費用の目安です。
セルを回し始めるとガソリンが漏れ出すということですが、
これは燃料タンクのコックに負圧コックが使われているためで、
異常ではありません。
負圧コックというのは、ピストンが下降することによって発生する吸い込む力 (=負圧)を利用して、ガソリンをキャブへ送る通路を開けたり閉じたりするも の。
原則として、エンジンがかかっているときにしかガソリンが流れません。
駐車時にいちいちコックを閉じる必要がなくなるなどのメリットがあり、
今ではほとんどのバイクに使われています。
それで止まらなければ、キャブの分解が必要
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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