マフラーの音量を下げる方法は?
マフラーは徐々に消音効果が落ちる
軽量化、パワーアップ、ドレスアップを果たす一石三鳥のアイテムとして、
カスタムパーツとして最も人気のあるマフラー。
その反面、一部の爆音を撒き散らすユーザーの影響で、
バイクのマフラー全体に厳しい規制をかける動きも出ています。
今回の質問者さんのように、節度を持って楽しむ意識がみなさんに根付いてくれれば、
そんな規制の話も出て来ないのですが…。
「マフラーを交換したら音が大きすぎる」ということですが、
JMCA認定の「新品マフラー」に交換されたのでしょうか?
※JMCAは、当該マフラーが騒音規制を含めた保安基準に適合していることを認定する業界団体
「バッフル無しタイプ」というのが今ひとつ理解できないのですが、後端にエキゾーストパイプよりも消音専用の太い筒を取り付けた、いわゆるサイレンサー別体タイプと判断して話を進めます。
JMCAの認定を受けていないマフラーでは、消音能力が根本的に足りないケースもあり、
その場合はユーザーレベルで対処するには無理があります。
対応策があるかどうかは、メーカーに問い合わせてみましょう。
JMCA認定の新品マフラーならば規制値内に収まっているはずですが、
人によってはもっと静かにしたいと思うこともあるでしょう。
その場合も、メーカーに問い合わせてみてください。
当然費用はかかりますが、消音材の材質や量を変える、
容量の大きい別のサイレンサーに交換するなど、何らかの対策を示してくれるはずです。
しかし、まず前提として、マフラーの消音機能は少しずつ低下していきます。
これは消音材として使用されているグラスウールが、排気ガスの圧力で飛ばされたり、高温で劣化したり、雨や洗車の水、排気ガスに含まれるオイル分などが染み込むことで劣化するためです。
消音機能をグラスウールに依存する割合の高いマフラーほど、
音量の変化も大きくなります。
冒頭に新品のマフラーかどうかを確認したのは、
古くなって消音効果の低下したマフラーがそれだけ沢山あるということです。
サイレンサーはリペアできる
消音性能が低下して保安基準を超えてしまうと、取り締まりの対象になるほか、
251cc以上では車検もパスできなくなります。
規制緩和の流れで、今は純正外のマフラーでも車検が通るようになりましたが、
騒音規制値を超えていたら当然不合格。
最近はマフラーが交換されていて、かつ純正マフラーが無い状態で売られている中古車が沢山ありますから注意しましょう。
さて、消音性能が低下してしまった純正外マフラーですが、
実はほとんどの製品がリペアできます。
リペアといってもサイレンサーをバラして内部のウールを交換するだけなのですが、
これで新品時の消音性能がほぼ取り戻せます。
ウールと関連するパーツを購入して自分で交換することも可能ですが、それには本格的なドリルやリベッターという工具が必要になるので、マフラーメーカーに任せた方が無難。
費用はメーカーやサイレンサーの形状などによって差がありますが、
1万円前後で行なってくれるメーカーが多いようです。
純正外マフラーで音量が気になってきたときは、
そのままにせずにぜひリペアを考えてみてください。
最後に、メーカー不明などの理由でリペアが不可能なマフラーの音を静かにする方法をお教えしておきましょう。
マフラーエンドの穴の半分から2/3程度の穴を開けた金属の板を、
マフラーエンドの穴に叩き込むか溶接してしまうんです。
かなりの荒療治ですし、キャブセッティングが狂ったり、
高回転域で吹き詰まる症状が出る可能性もあります。
あくまでも最終手段として、覚えておいてください。
サイレンサーはオーバーホールが可能
マフラーメーカーに任せるのが無難
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>一部の爆音を撒き散らすユーザーの影響
この頃は一部じゃなくなってきてる気がします。
自工会の公道調査では二輪車全体の4割近くがJMCA認定外のマフラーだったそうですし。
周囲への気遣いが出来ないバイク乗りが増えると、バイクをカスタマイズする自由が無くなるかもしれません。
静かさも性能だと思う人が増えるといいですね。
2008年03月11日 21:53 | ノーマルVツインスポーツのり
元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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