冷却水が減る原因は?
床のシミとエンジンオイルを要チェック
冷却水の不可解な減少ですが、新車時から乗っているバイクか、
中古で購入したバイクかで考えられる原因が変わってきます。
中古車だと前オーナーが冷却水を交換した際にエア抜きが不十分だった可能性がありますが、新車から乗っているならまずありえません。
質問にそれらしい文言が無く、2006年2月に購入したということですので、
おそらく新車から乗られているのではないかと推察します。
この年式だと冷却水の交換も行っていないでしょうから、
それを前提に話を進めましょう。
交換作業に絡むエア抜き不足が無いとすると、リザーバータンク内の冷却水の減る要因は「転倒によるこぼれ」「蒸発」「トラブルによる漏れ」の3点に絞られます。
トラブルによる冷却水の漏れには、
「外部への漏れ」と「内部への漏れ」があります。
「外部」へ漏れているなら、
駐車場の床にその跡が残るはずです。
もし下が土や砂利でわかりにくい場合は、
カレンダーなどの大判の紙を張った板をひと晩バイクの下に置いておくといいでしょう。
「内部」へ漏れている場合は、エンジンオイルに水が混ざって白っぽく濁ります。
エンジンオイルをチェックしてみてください。
ただし、トラブルによって冷却水の漏れがあった場合は、
オーバーヒートや潤滑不良などになってまともに走れません。
「補充したら今のところ大丈夫」という文面から、
「これは無い」と判断していいでしょう。
消去法だと“蒸発”の可能性が高い
次に転倒によるこぼれですが、
「事故等は無い」ということですのでこれも大丈夫でしょう。
こうして消去していくと、残る原因は「蒸発」だけになってしまいます。
新車から2年ほどでリザーバータンク内の冷却水が蒸発して空っぽになってしまうことは、私の経験上では考えにくいことなのですが、可能性としてゼロではありません。
ひょっとすると、個体差で新車時のリザーバータンクの冷却水量が少なめだったのかもしれません。

いずれにしても、空っぽであることに気が付いて補充し、それ以降は減っていないということですから、しばらくそのまま様子を見ればよいと思います。
今後も1ヵ月に1回程度のスパンでリザーバータンクをチェックし、もし減っているようなら前述のポイントをもう1度チェックしてみてください。
最後になりましたが、リザーバータンクの冷却水量はエンジンが冷えている状態で車体を直立させてチェックするのが基本です。
これ、必ず守ってくださいね。
駐車場の床のシミとオイルの色を確認する
タンクの冷却水量を定期的にチェック
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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