雨の日の装備とアフターケアについて教えて!
カッパは“いい物”を選ぼう
確かに雨の日の走行は煩わしいものです。折しも雨の多い季節。
雨中走行を少しでも快適に過ごすためのポイントを解説していきましょう。
まずはライダーの防水対策から。
必須アイテムは、カッパ、グローブ、ブーツの3点です。
質の悪いカッパは走行風でバタついたり、場合によっては切れてしまったり、
縫い目から水が浸み込んで来たりして非常に不快な思いをします。
生地に厚みがあり、
縫い目の裏がしっかりとシールされた上質なものを選びましょう。
この時期に着ることを考えると、
内部にこもった湿気を放出してくれる素材が使われているとベストですね。
グローブについては、冬場は寒さも加わるのでグローブカバー
もしくは防水機能を持ったウインターグローブが必須になります。
夏場は手がかじかむことがないので、人それぞれで、
・レイングローブやグローブカバーをする
・普段使っているグローブで気にせず乗る
・滑り止めにグローブの上から軍手をする
・軍手だけで乗る
・ホームセンターなどで売られているメカニックグローブを使う
など、いろいろです。
ちなみに私は、軽い雨なら普段のグローブのまま。
本格的な雨や長い時間走るときは、
レイングローブかメカニックグローブを使っています。
ブーツについては、私の場合、行った先での行動が許されるなら、
ホームセンターで1,980円ぐらいで売られているマリンブーツタイプの長靴を履きます。
そうでない場合でも、行き先で履くシューズと靴下を荷物に詰めて、
やはり長靴を履いて走ります。
これは、私の足が28.5cmと大きく、
使いやすく価格も手頃なブーツカバーが手に入りにくいためです。
一般的にはブーツカバーを使いますが、これは、足にぴったりフィットするシューズの上から履く薄手の長靴のようなタイプと、防水加工を施したナイロン製で足の前面から被せてふくらはぎの裏側でホックで止めるタイプの2種類に大別できます。
前者は破れない限り絶対に水は入って来ませんが、その代りに着脱が面倒。
後者は着脱は楽ですが、雨の状況によっては水が浸入する可能性があります。
「どんな豪雨でも仕事で走らなければいけない」ということでなければ、
機能的には後者で十分でしょう。
使い終わったカッパやグローブカバー、ブーツカバーなどは、
完全に乾かしてから収納しないとカビが生えるので要注意。
革製のブーツやグローブが濡れてしまった場合は、陰干しして半乾きになったところでレザーローションを薄く塗り込み、さらに陰干ししましょう。
髪の毛は絶対に濡らさない
次は視界確保のカギを握る、ヘルメットのシールドについてです。
帽体からシールドを取り外し、
中性洗剤を使ってキレイに水洗いするのが第一歩。
その上で、好みや必要に応じて、外側と内側にケミカル処理を行います。
外側に塗るとすれば撥水剤(はっすいざい)ですが、クルマのフロントガラス用の撥水剤はプラスチックには使えないものがあるので要注意。
水滴を風圧で吹き飛ばすのではなく、水滴を付着させずに弾き飛ばしてしまうカーメイト社の「Sivシールド」(オープン価格)という製品があります。
きっちり処理するとシールドに水の膜も筋も水滴も全くつかず、視界確保には抜群の製品なのですが、シールドを閉めるときに指で触れただけで、その部分の効果が落ちてしまう被膜の弱さが玉にキズ。
それでも、あの水弾きと雨中での視界は、
1度は体験してみて欲しいレベルです。
対する内側は、塗るとすれば曇り止め。
これもメガネ用やクルマ用など、いろいろ売られていますが、
同じくカーメイト社の「くもり止めコーティング」(オープン価格)が私のオススメ。
プラスチック製のシールドに安心して使えますし、
性能的にも不足ありません。
そもそもシールドのくもりは、
自分の髪の濡れが原因になっていることが少なくありません。
ツーリング途中に立ち寄ったサービスエリアやドライブインなどで、
ヘルメットを脱いで雨の中をトイレに行ったり、軽食をとったりしていませんか?
このときに髪を濡らした雨が、
ヘルメット内の熱気によって蒸発してシールドをくもらせるんです。
帽子をかぶるなり、屋根伝いに歩くなり、
雨の日は髪を濡らさないように注意してください。
雨だからといって特別なメンテは必要ないが…
バイクは、雨が降れば濡れるのが当たり前の乗り物ですから、
水が浸入すると都合の悪い部分には対策が施されています。
ルーティンのメンテナンスを怠らなければ、
雨の中を走ったからといって特別なケアは必要ありません。
とはいえ、金属や塗装面、金属同士の摺動(しゅうどう)部分、
電気系統が水を嫌うのは事実です。
金属面や塗装面は、必要に応じて水アカクリーナーやコンパウンドでコンディションを整え、
ワックスやコーティング剤で保護するのが唯一無二のケア。
金属同士の摺動部というのは、具体的にはブレーキ&クラッチレバーの軸部、
クラッチワイヤー、ブレーキ&シフトペダルの軸部、ドライブチェーンといったところ。
レバーとペダルは、必要に応じて一度分解し、
古いグリースや汚れを落としてから新しいグリースを塗って組み直すのが基本です。
クラッチワイヤーは、ワイヤーインジェクターという専用工具を使って内部にしっかりグリースを注入します。
チェーンは、必要に応じてクリーナーで汚れを落としてから、
新しいグリースをスプレーします。
チェーンに関しては、クリーナーもグリースも必ず専用品を使ってください。
電気系統に関しては、ノーマルのままであればまず問題ありませんが、
もし自分で回線を加工している場合は、その部分の防水性を確認してください。
必要に応じて絶縁テープを巻く、
液体パッキンで包んでしまうといった対策を施しておきましょう。
これら、塗装面の保護やグリースアップ、電気系統の点検は、
本来雨が降る前にやっておくべきことです。
ルーティンのメンテナンスの中でこれをしっかりやっておけば、
雨中走行後でも特別なメンテナンスは不要。
水滴を拭き取るついでに、動きなどをチェックするくらいで十分です。
髪の毛を濡らさないように注意する
日頃の整備が万全なら雨中走行も問題なし
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GORE-TEXは価格が高いですが、とても便利な品です。まぁそれでも一日中乗るような場合ならやはり浸みる場合が有るので、そんな時はタンクバックに入るショートサイズの黒いゴム長靴をはいてます。
ゴム長は思ったより快適ですよ。
GOREに比べれば当然蒸れは有りますが。
2008年07月08日 22:34 | CB1100RD
足回りに関しては、ゴアソックスを履くのもお勧め。靴がぬれても足は快適!
2008年07月08日 21:26 | sea
元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。











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