折れたクラッチレバーを修理するには?
レバーの修復は難しい
転倒や立ちゴケでレバーが曲がったり折れたりするのはよくあることです。
レバーの材質は鋳造のアルミ製。
折れたレバーの断面を見ればわかると思いますが、
細かな気泡がたくさんあるボソボソした材質で、あまりネバリがありません。
そのため、一般的な接着剤では強度が確保できません。
レバーを握るたびに相応の力がかかりますし、走行中の振動もありますから、 くっついたように見えてもほどなくポロッと取れてしまいます。
唯一の補修方法は溶接ですが、折れた部分の外周を溶接していきますから、 その部分が膨らんでしまい、当然操作フィーリングが悪くなります。
また、この溶接方法では振動が連続して加わると、
ある日突然取れてしまうことが少なくありません。
アルミの溶接はどこでもできるわけではありませんから、
対応してくれるショップや工場を探す手間もかかります。
加えて、アルミの溶接は安くありません。
交換は自分でも簡単にできる
対する新品のレバーですが、スタンダードタイプのもので1,000円程度、
アジャスターの付いたものでも1,500円程度で手に入ります。
同じような費用をかけて、また折れてしまうのではないかというリスクを含んで直すよりも、
新品に交換するのが現実的でしょう。
交換作業はいたって簡単。
ショップに新しいレバーを注文してそのまま交換まで依頼すれば、
工賃は数百円のレベルです。
ネットオークション等でレバーを手に入れ、 自分で交換すればさらに安くあげられます。
車種によって多少の違いはありますが、必要な工具は10mmのスパナかメガネレンチと、マイナスドライバーだけ。
レバーの根元にあるボルトを抜いてレバーを外し、レバーからクラッチワイヤーを分離。
新しいレバーにワイヤーを接続し、逆の手順でレバーを取り付けて、ボルトを締めれば作業完了です。
慣れた人なら5分とかからないでしょう。ぜひチャレンジしてみてください。
レバー交換が現実的
レバーの価格は1,000円前後
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。












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