空冷なのにエンジンが暖まるとファンが回るような音がする
空冷エンジンでファン?
実際に耳にしても、
その原因を探るには時間のかかる「異音」。
増してや、聞いていない音の原因を探るのは至難の業です。
今回の答えは、質問文からの情報と私の経験をベースにした予測になります。
実際に調べてみるとまったく違う原因だった、
ということもあり得ますので、あらかじめご了承ください。
さて、「エンジンが暖まるとファンが回るような音がする」とのこと。
ヤマハ『XJR400』は空冷エンジンですから、
ファン(冷却ファン)の音がするわけがありません。
具体的にどのような音がするのか質問には書かれていませんが、ファンが回る音といえば一般的には「ブォー」とか「フォー」、「ブーン」といった連続音です。
加えて、「エンジン回転数に関係なく一定」ということは、
エンジン内部の音ではないと推察されます。
エンジンが暖まると出る。ファンのような音。
エンジン内部からの音ではない…。
タンクキャップから出ていないか
私が推測したのは、
燃料タンクキャップのブリーザー音です。
燃料タンクキャップには、
空気が行き来する小さなブリーザー穴が開いています。
この穴の目的は、ガソリンの減少に伴ってタンク内が負圧状態になり、
キャブレターやインジェクションにガソリンがスムーズに流れなくなるのを防ぐこと。
したがって、タンクの中に空気を取り入れることがいちばんの目的なのですが、同時にタンク内の圧力が上昇したときに、それを逃がす役目も果たしています。
タンク内の圧力上昇は、エンジンの熱がタンクに伝わったり、太陽光がタンクに当たるなどして温度が上がり、中のガソリンが膨張することで発生します。
クルマの場合は、この内圧を専用のパイプを通してキャニスターというパーツに導き、そこを通して外気に放出する構造になっていますが、バイクの場合はほとんどがタンクキャップのブリーザー穴から直接大気に放出されます。
このとき「ブー」といった類の音が出る車両が少なからずあります。
これは私の経験則ですが、
ヤマハ車はその音が大きいモデルが多いように思います。
試しにその音が出ているときに、
タンクキャップを開けて内圧を逃がしてみてください。
それで音が収まれば、ブリーザー音に間違いありません。
また、そうであればトラブルではありませんから、そのままにしておいて問題ありません。 もしそれでも音が収まらないようであれば、
症状が出ているときにショップに相談することをお勧めします。
音が出たらキャップを開けてみる
止まらなければショップでチェックを
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元MFJロードレース国内A級 国家三級二輪整備士
月刊「オートバイ」を中心に20年以上のキャリアを持つバイクジャーナリスト。
特にメカニズムやメンテナンス、チューニングを得意分野とし、それに付随す
るパーツや工具、ケミカルにも精通。
パーソナルHP「and-power.com」を運営。












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