慣らし運転で性能が決まる?
昔聞いた話ですが、新車は乗り出した時、1,000kmぐらいを目安に慣らし運転が 必要だと聞きました。その時の乗り方で、大体の燃費やエンジンが回る回らない が決まるという事でした。本当のところはどうなのですか?
miyaDさんの答え
ご質問のように、慣らし運転は確かに大切です。
金属同士が擦りあって動作している以上、最初に優しく動かしてあげることによっ て、よりスムーズになじむというのは想像に難くないと思います。
新車の1,000km程度の慣らしというのは、初期のなじみのときに、
少しでもパーツにダメージを与えないためだとお考えください。
ですから、慣らし運転のときの乗り方でその後の燃費やエンジンの回る回らない が決まるというのは、はなはだ疑問です。
まず、燃費についてですが、現在のエンジンは走行状態に応じてコンピューター の判断した量の燃料が噴射されています。
運転状況により、刻々と燃費は変化するのです。
ですので、どんなに丁寧に慣らし運転をした車であっても、
急加速・急ブレーキを繰り返す運転では燃費は悪くなることでしょう。
もちろんピストンの上下動のスムーズさが全く影響しないとは言えませんが、
運転の仕方の方が比較にならないくらい影響力が大きいはずです。
また、エンジンが回る回らないということについては、慣らし運転の1,000kmと いう短い距離だけでなく、それ以降の走り方が大きく影響します。
以前、ディーラーに外注修理を依頼した車のエンジンがあまりにスムーズだった ため、同じ車種に乗るメカニックから「普段どんなオイル管理をしているのか」 としつこく聞かれたことがありました。
実は、この車のユーザーは毎日の通勤(往復100km)に使い、定期的にオイル交 換(オイルのグレードは普通、添加剤を入れない)をして、それ以外は必要に応 じてのメンテのみという乗り方の方でした。(車は日産プリメーラ。エンジンはSR20)
走行距離18万km程度のときの話です。
逆に、スピードを出さず(エンジンの回転をあげず)に乗っていた車は、
エンジンの回りが重いというようなこともあります。
なおかつ走行距離も少ない車などは、
「エンジンの回転が重ったるいもの」というのが中古車の業界では常識です。
そのような車も、次のユーザーが元気な(エンジンの回転数をレッドゾーン手前 まできちんと回す)運転を3ヶ月から半年(5,000km程度)続ければ、別のエン ジンのようにスムーズに回るようになります。
ある意味、本当の慣らし運転を行う感じです。
結論を言いますと、慣らし運転は確かに大事です。
しかし、その後の「日々の運転方法がエンジンのスムーズさや燃費を決める」
とお考え頂く方が実際的かと思われます。
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08.07.29更新










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