車線変更のマナーやルールを教えて!

トラックなどに多い、無謀とも思える車線変更に疑問を感じています。例えば、追い越し車線を100キロで走行している車の前に、無理やり90キロで割り込んできて、追い越し車線の車にブレーキを踏ませるなどです。自動車学校では、「車間を多目に」とか、ICやSAの合流箇所では「追い越し車線等が空いていれば、合流する車が入りやすいように車線変更して、走行車線を空ける」などと習ったように思いますが…。車線変更のマナーやルールをもう一度教えて下さい! 

(patariro)
運転マナーの達人Mt.ObiさんMt.Obiさん
交通規則の達人ミドリのおじさんミドリのおじさん
洗車の達人カーズさんカーズさん
メンテナンスの達人miyaDさんmiyaDさん

Mt.Obiさんの答え

まずは車両の走行、特に追越車線の走行マナーについて考えていきます。

追越車線へ変更する際は、追越車線をすでに走行している後続車両がいれば、その車両との距離と速度関係に注意し、後続車両に急ブレーキを踏ませるような車線変更はやめましょう。

つい前の車両に追いつくと、チラッとミラーで追越車線の車両を確認して、その距離感だけで判断しがちですが、追越車線の車両がかなり離れていたとしても、その車両とのスピード差が大きいと、すぐに追いつかれてしまいます。

また、追越車線を走行中は、トラブルや事故に巻き込まれる可能性もありますので、後方から猛烈に近づいてくる車両や、車間距離を詰めてすぐ後ろを走行している車両がいないか、常に後続車両の動きに注意を払う事が大切です。

そして、車線変更時には、必ずウインカーを出しましょう。

車線変更を始めてからウインカーを出したり、1回だけピカッと点灯させたりするドライバーもいますが、後続車両にはその意思が伝わらないことがあります。

どうせ出すなら、しっかり出したほうがいいですね。

また追越車線上に車両がいなかったら、ウインカーを出さないというドライバーもいますが、
ミラーの死角に車両がいるかもしれません。

あなたのすぐ後ろを走行している車両が、
同時に追い越しをしようと追越車線へ車線変更しようとしているかもしれません。

あなたのウインカーに注意を払う車両がいないだろうと勝手に判断せず、
どんな状況でもしっかりウインカーで意思表示をしていきましょう。

次に、追越に関するルールですが、道路交通法第20条、28条が該当するので参照下さい。


道路交通法第20条を簡単に要約すると以下のようになります。

第1項:高速道路・一般道路を問わず、自動車は片側2車線の道路であれば、
一番左側の車線を走行し、片側3車線以上の道路であれば、一番右側の車線以
外の車線を走行しなければならない

第2項:道路標識で車両通行区分が指定されていれば、第1項に規定にかかわ
らず、その指定に従わなければならない

第3項では、第1項と第2項に該当しない場合の走行車線として、
下記の通り規定しています。

1.追い越しをすとき
2.道路外へ出るため左折または右折するとき
3.交差点で左折または右折するとき
4.一方通行で右折するとき
5.交差点で、直進、左折、右折するために交差点の手前から定められた車線に入るとき
6.進路変更が禁止されている車線を通行しているとき
7.緊急自動車に一時進路を譲るとき
8.道路の状況その他の事情によりやむを得ないとき

つまり、前の車両を追越しをする場合には、
走行している車線のすぐ右側の車線を走行しなければなりません。

ですから、第3項の例外規定に該当しないにもかかわらず、
一番右側の車線(いわゆる追越車線)を、走行し続けるのは違反となります。

『追い越し車線等が空いていれば、合流する車が入りやすいように車線変更し、
走行車線を空ける』というご指摘は、8に該当すると思われますので、合流
車両の早めの合流判断を促したり、衝突事故を回避するためにも有効です。

また、追越車線を走行している車両を追い越そうとして、左側の車線から抜い
て行く車両を見かけますが、これも道路交通法違反となります。

道路交通法第28条を、簡単に要約すると以下のようになります。

第1項:車両は他の車両を追い越そうとする場合には、右側から追い越さなけ
ればならない

第2項:その例外として右折をしようとしている車両や、右折のために車線の
右側へ寄っている車両を追い越そうとする場合には左側から追い越さなければ
ならない

結局、漫然と追越車線を走行している車両については、後続車両としてはどう
することもできず、そのドライバーに自主的に気づいてもらうしかありません。

急いでいるときなど、イライラすることもあり、その気持ちはよくわかります。

しかしながら、左側から追い越しをして反則切符を切られたり、
後ろから煽って事故やトラブルを招いてしまっては、さらに時間を取られてしまいます。

私たちとしましては、そういったドライバーが一人でもいなくなるよう、
模範となる運転を心がけていくしかないのではないでしょうか。

『車両の通行方法・追越車線』については、交通規則の達人コーナー過去記事「一般道でも右側は追い越し車線なの?」もぜひご参照ください。


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