飲酒運転の罰則が厳しくなる?
飲酒運転の罰則が厳しくなると聞きました。具体的には、どう変わるんでしょ うか?取り締まりも厳しくなりますか?
ミドリのおじさんの答え
昨年夏に福岡市で起こった、
飲酒運転による幼児3人死亡の交通事故を覚えていますか?
大変、痛ましい事故でした。
亡くなられたお子さまの冥福をお祈りいたします。
この事故では、
「危険運転致死傷罪:懲役20年以下または100万円以下の罰金」を適用できるか、
という事が問題となりました。
この「危険運転致死傷罪」は、「道路交通法」ではなく、
「刑法」という厳しい法律の中に規定されています。
厳しい法律ゆえに、この罪の適用には、
「飲酒や薬物の影響で正常な運転が困難な状態で運転したり、赤信号を意図的に 無視したりしたことの立証」が必要となります。
そのため、「故意」に事故を起こしたことが立証されないと、
「危険運転致死傷罪」は適用できないのです。
上記が適用できない場合には、
「業務上過失致死傷罪:5年以下の懲役または100万円以下の罰金」
を適用する事となり、両罪の刑罰の格差が問題となっていました。
そのため、「酒酔い運転厳罰化へ」という世論が高まり、
政府は今国会に人身事故厳罰化法案「自動車運転過失致死傷罪」の創設を答申し ました。
両罪の刑罰格差を埋めるために、法律を改正することになったのです。
そして5月17日、衆議院本会議において、
自動車運転中の過失で人身事故を起こしたときの刑
「自動車運転過失致死傷罪:7年以下の懲役または100万円以下の罰金」
の創設を盛り込んだ改正刑法が成立しました。
施行は6月上旬となります。
これまでの「業務上過失致死傷罪」より、懲役刑7年以下と2年長くなります。
しかし、この程度の厳罰化で、果たして飲酒運転の抑止力となるのだろうか?
という疑問を持ってしまいます。
新しい刑罰ができたことによって、
飲酒運転事故が撲滅されることを期待したいものです。
上記は飲酒運転で事故を起こした場合の厳罰化なりますが、
飲酒運転そのものを厳罰化する改正案も提出されています。
こちらは「道路交通法」の改正となります。
詳しい事は、私のサイト内「飲酒運転厳罰化」でご覧ください。
改正後に飲酒運転をして死傷事故を起こし、
「道交法違反」と「危険運転致死傷罪」に併せて問われた場合、
「25年以下の懲役または200万円以下の罰金」に処される事になります。
また、酒気帯び運転での死傷事故を起こし、
「道交法違反」と「自動車運転過失致死傷罪」を併せての適用であっても、
「10年以下の懲役または150万円以下の罰金」の刑が待っています。
これでも飲酒運転をやめられませんか!
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08.07.29更新










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