11 事故車をすすめられたら

ぼく、亀井タケノリは、初めてのマイカー購入のため、
クミコとマサノリを連れて中古車販売店に来ている。
クミコとの楽しいドライブのためにも、なんとしてもいいクルマを探さなくては。

ボクはまた1台、気になるクルマを見つけた。
同じ列に並べられている他の同型車に比べて、値段がやけに安いのだ。

「これはきっとワケありだろ」

マサノリの言うとおり、きっと何か安いのには理由があるはずだ。
ボクは店員さんを呼んで話を聞いてみた。

「ああ、このクルマですか?実はこれ、少し事故をしているんですよね」

「え…、事故ですか?」

「はい。でも走行には全然問題ないです。おすすめですよ」

確かに、事故車と言われなければ普通のクルマとまったく区別がつかない。

「事故車だって。平気かなぁ」

ボクはクミコに意見を求めた。

「絶対大丈夫だよ。ほら、ラーメンマンもウォーズマンに殺されかけたけど、
モンゴルマンになってちゃんと復活したし」

言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ。

事故車か…。ボクはどうするべきなんだろうか?


さてここは…。

亀井タケノリ
亀井タケノリ
主人公。普段は気弱だが、ムキになると人格が変わる悪癖を見せる。
クミコ
クミコ
タケノリの彼女。車に関してはまったくの素人。かなりの格闘技通。
マサノリ
マサノリ
タケノリの友人。車に関する知識は豊富だが、いかせん空気が読めない。
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