狭い道での運転技術 - ゴールド免許の取り方教えます

2.狭い道での運転技術

免許取りたての新米ドライバーです。狭い道での行き違いや、歩行者・自転車を追い越すときはいつもドキドキしてしまいます。うまくかわすにはどうすればいいでしょうか。（ぶにを）

みかみ先生からのお答え

ぶにをさん、ご質問ありがとうございます。両側に電柱、人と自転車が行き交う、車がすれ違うのがやっとというような狭い道路を通る時はとても気を使いますよね。それはベテランドライバーでも同じです。

まず、ぶにをさんに質問です。このような走りにくい道路をスイスイと切り抜けるドライバー。電柱をすれすれでかわし、人をよけ、対向車のミラーと触れそうになりながら、障害物が何もないかのように走り抜けるドライバーを、ぶにをさんは尊敬しますか？ぶにをさんが歩行者だったら、こんな車が通り抜けたらヒヤリとしませんか?

どんなに技術が高くても、対向車や歩行者がヒヤリとするような運転は間違いで、決してまねをしてほしくありません。スイスイとスピードを出して走り抜ける運転は、上手な運転ではないのです。ではどんな運転が、上手な運転なのでしょうか?

上手な運転とは、周囲の車や歩行者に危険を与えず、さらには同乗者が安心して同乗できる運転の事です。「ぶにをさんの運転なら安心して乗れるね」と言われることが、本当の上級者といえるでしょうぶにをさんが助手席に乗ったとき、運転に危険を感じて、つい床をふんばってしまうことはありませんか。助手席の人が、床をふんばらない運転が上手な運転ですよ。

さて、この狭くて走りにくい道路で車とすれ違うとき、また歩行者や自転車を追い越すときは、どうすればいいのでしょうか。答えはとても簡単です。

車とすれ違うとき

左に車を寄せて、止まりましょう。

前からくるベテランドライバーが、上手に通り過ぎてくれます。

歩行者・自転車を追い越すとき

前方の安全が確認できるまで、歩行者、自転車の後方をゆっくりついていきます。対向車がなく、前方の安全が確認できたら大きく右に出て、歩行者、自転車を追い越します。

ね？簡単でしょう？

大切なのは、走りにくい道路ではめいっぱいスピードを落としてゆっくり走ることです。ぶにをさんがドキドキするのは、スピードが速すぎるからなんです。自分が対処できる能力を超えているから、ドキドキするんです。狭くて走りにくい道路では、時速10キロまで落とすつもりで、ゆっくり走ってみてください。

ドキドキすることもなく、同乗者もきっと安心してくれるでしょう。