34.長く乗った車をよみがえらせる!

こんにちわ、みかみ先生、私の車は13万キロ走行しています。ずいぶん前からサスペンションの跳ね返りや沈みこみすぎが起き、ふらつきます。サスやショックを交換した方が良いのでしょうか。ちなみに平成4年トヨタビスタ、ディーゼルターボです。(通りすがりの者)

みかみ先生からのお答え

13年間、13万キロ、「通りすがり」さんと長い付き合いの愛車ですね。私の愛車は、平成2年式、20万キロを超えています。私の人生の様々な場面で、苦楽を共にしてきました。動かなくなるまで、大切に付き合いたいと考えています。

しかし愛車と言えども10万キロを超えると、明らかにガタがきたなと感じてしまいます。なんとか新車の時の状態にならないものかと考えますよね。

  • サスペンションの跳ね返りや沈み込みすぎ
  • サスペンション付近から、ゴトゴト音がする
  • アイドリングでハンドルが、ブルブル震える
  • 室内のあちこちから、ビリビリ音がする

これらの症状はまさにガタが来た感じです。

このガタは、定期点検や車検ではチェックしない部分の劣化が原因でおこります。 安全性に問題が無いので無視されがちですが、10万キロを超えるとさまざまなところで経年劣化が起きています。

愛車を若返らせる、経年劣化のチェックポイントをお教えします。

  1. ショックアブソーバー…路面からのショックを吸収する装置
  2. サスペンションの取り付けブッシング(ゴム)…サスペンションの振動を吸収
  3. エンジンマウント(エンジン取り付けゴム)…エンジンの振動を吸収
  4. ミッションマウント(ミッション取り付けゴム)…ミッションの振動を吸収
  5. マフラーリング(マフラー吊り下げゴム)…マフラーの振動を吸収

ショックアブソーバーは、1本 5000円〜17000円程度で、2本か4本を交換します。(私の場合は6本でした) その他のゴム類は高価なものではありませんが、車種により工賃が変わります。 エンジンを下ろして交換する場合は高く、ジャッキで持ち上げるだけで交換できれば安くなります。

1〜5全てを交換すると、まさに愛車がよみがえります。振動が小さくなり、エンジンの静かさにビックリ、新車の時を思い出すはずです。走行時の安定性が回復し、しっかりと走ってくれるでしょう。

「通りすがり」さんの場合、ショックアブソーバーが機能を果たしていないようです。交換したほうがいいようですので、いっしょに、2〜5の部品も交換されてはいかがでしょうか。

ディーラーに、その他のブッシング類もチェックしてもらい、見積もりをとって検討してみてください。同時にエンジン調整をしておくと、愛車がさらに若返りますよ。

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