36.フロントガラスの曇りを止めるには?

私は小さな軽自動車に乗っているのですが、雨になるとすぐにガラスが曇ってしまいます。雨の日のフロントガラスの曇りをとるためには、どうするのが一番効果的ですか?よく分からないので教えてください!(素朴な疑問)

みかみ先生からのお答え

雨の日に、よくガラスが曇りますね。どうして曇るのでしょうか。

雨が降っていなくても、寒い日に暖房をつけないでいても曇ります。 なぜ曇るのかを知っておけば、どうするのが一番効果的かわかります。

空気の状態を表すのに気温○度、湿度◎%というのを聞いたことがあると思いますが、この湿度の意味を知っておくとなぜ曇るのかがわかります。

湿度0%は、空気中に水分が全く無い状態です。乾燥した砂漠地帯がこの状態に近いといえますが、全く0%ではありません。いくらか水分を含んでいます。

湿度100%は、水の中ではなく、空気中に飽和状態の水分を含んでいると言う意味です。つまりもうこれ以上、空気の中に水分を含めませんと言う意味です。

では空気はどのくらい水分を含むことができるのでしょうか。 これは空気の温度に関係があります。 温度が低ければ少量の水分で飽和状態になり、温度が高ければ多くの水分を含む事ができます。つまり同じ湿度50%でも、冬の0度の空気より、夏の40度の方が多くの水分を含んでいるのです。

クルマの話に戻りましょう。

寒い日に暖房をつけないと曇ってしまう理由を考えてみます。狭い車内に乗り込んで運転をします。人が呼吸すると水分を吐き出します。また皮膚からも常に水分は吐き出されていきます。 こうして車内の湿度は、人が長く室内にいるほど上昇していきます。冷たい空気は多くの水分を含めませんので、やがて湿度100%を超え飽和状態になってしまいます。

100%を超えた水分はどうなるのでしょうか。そう、空気の中に含むことができなくなり、水滴となってガラスに曇りを作るのです。このような現象を結露と言います。

この結露を防ぐには暖房をつけるのが効果的です。暖房で温まってくると、気温が上昇し多くの水分を含むことができるようになり、曇りが取れてきます。

さてこのとき、外気導入と内気循環ではどちらがいいのでしょうか。

車内の空気を循環すると、呼吸で放出された水分は、どんどんたまっていきます。 やがて、暖めた空気でも飽和状態になり、曇ってきます。

外気を導入するとどうでしょうか。雨の日の外気は極めて湿度が高いのですが、車内に入り暖められることで湿度は下がります。そして取り入れた外気の量だけ湿度の上がった車内の空気を車外に放出します。つまり呼吸で放出された水分は、外気を導入すれば車外に出て行くのです。

しかし軽自動車に4人乗り、さらに外気の温度がそれほど低くない時は、暖房をつけ外気を導入しても曇ることがあります。その時はエアコンの曇り止めをつけます。 エアコンスイッチの近くに曇り取りスイッチがありますから探してみてください。エアコンは空気中の水分を強力に取ってくれます。取った水分は、ドレンとなってクルマの下からポタポタ落ちてきます。車内の空気が乾燥するほどの威力が上がります。

ガラスが曇りやすいのは、内気循環にしている場合が多いようです。外気を導入し暖房をすれば、そんなに曇らないものです。

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