12.ハザードランプの使い方
毎回じっくり読ませてもらっています。さて、あるラジオ番組を聞いて疑問に思ったことがあります。それはハザードランプのことです。ほとんどの運転手は使い方を間違っているとラジオで聞きましたが、ハザードランプはどのような場面で使うものなのでしょうか?(ファイナル○)
そもそもHazardとは、「危険」という意味です。類義語はDangerです。
高速道路を走行中に前方の車がハザードを点けていた場合、何か「危険」な事態が発生していると判断して、まず減速しなければいけません。ハザードランプは、危険を知らせる大切なランプです。大切なだけに、他の目的で使用すると逆に危険を招くことになりかねないのです。
では、どんな時にハザードランプを使うのか、または使ってはいけないのか整理しておきましょう。
- 後ろから緊急自動車が来たときは、路側に停車し、ウィンカーを点けます。ハザードランプを点けると、緊急自動車が減速し、どんな「危険」があるのか判断しなければならなくなるためです。
- 道路の合流で譲ってくれたときなどに感謝の意味でハザードを点けることがありますが、これは間違いです。割り込んだ瞬間、前方に危険を感じハザードランプを「危険」の意味で点けたいときには、いったいどうするのでしょうか。
ハザードは、あくまで「危険」信号です。割り込む時には、手を上げて割り込んでもいいですかと了解を取り、余裕を持って合流し、再び手を上げて礼をしましょう。
無理やり割り込んでおいて、ハザードで礼を言ったつもりになるのは、なんだか失礼ですよね。皆さんはどう思われますか?
- 高速道路で前方が渋滞しているのを発見したらハザード
- パンクしたら、路側に車を止めてハザード
- 前方に事故を発見したら、減速しながらハザード
ハザードランプは「注意!減速してください」という意味の重要なランプです。このランプを見たドライバーは、その車や周囲に対して危険を感じ、減速するのです。
とても重要な意味のあるランプですから、運転席の目立つ場所に他のスイッチと色分けして、わざわざ目立つ赤い色で配置されているのです。
自分の、そして周囲の車の安全を保つためのランプなので、正しく使いましょうね。
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