【その5:購入編】

メーター改ざん車は「点検整備記録簿」で見破れ!

「古くて新しい問題」それが中古車のメーター改ざん(巻き戻し)問題です。

このメーター改ざんの問題は長年中古車業界が取り組んできた課題であり、 しかしいまだに解決できない問題でもあります。

中古車購入における最大の問題点がこのメーター改ざん問題ではないでしょうか。 そこで今回と次回の2回にわたり、メーター改ざん車の購入を防ぐ方法をお伝えします。

このコーナーの第1回目の、

【故障の無い車を選ぶには「点検整備記録簿」を確認しろ!】

で「点検整備記録簿」の重要さをお伝えしました。

実はこの「点検整備記録簿」というのは、故障のない車を選ぶ以外にも、 メーター改ざん車の購入を防ぐのにも役立つのです。

点検整備記録簿 点検整備記録簿 ※クリックすると拡大します

「点検整備記録簿」の一番下の欄にはその整備を実施した日付と工場名、 そのときの走行距離が記入されています。これが非常に重要な意味を持ちます。

つまりこれは

何年何月何日に走行距離が何万キロでしたよ

という証拠になるものなのです。この「点検整備記録簿」の日付と走行距離の履歴を追うことでメーター改ざん車の購入を防ぐことがでぎます。

それではその見方を説明します。まず「点検整備記録簿」を日付順に並べ、走行距離に不正が無いかを確認します。 具体的に言いますと、

  1. 「点検整備記録簿」が複数枚ある場合、遅い日付なのに走行距離が少なくなっていることがないか。
  2. 現在の走行距離よりも「点検整備記録簿」に記載されている走行距離の方が多いことはないか。

です。この2点の内、どちらかに引っかかった場合メーターに不正があります。この確認作業だけでメーター改ざんが発覚するケースもあります。

他にもこの走行距離の履歴から現在の走行距離を推測し、おかしいと感じたなら購入を見送るのも大切なことです。

このように「点検整備記録簿」には重要な情報が記載されていますので、じっくりと確認するようにしてください。

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