【その6:購入編】

メーター改ざん車は「走行メーター管理システム」で見破れ!

先回に引き続き、メーター改ざん車を見抜く方法をお伝えします。

メーター改ざん問題に関しては、中古車業界として何も手を打ってこなかったわけではありません。 何とかこのメーター改ざんを撲滅させようと努力をしてきました。

今回お伝えするのは、中古車業界がメーター改ざんを防ぐために築き上げてきた 「走行メーター管理システム」というシステムについてです。

「走行メーター管理システム」とはその名の通り、オークションなどに出品される車の走行距離を管理する仕組みです。

すべての車には車体番号といって1台ずつ違う番号が刻印されています。 これは車検証にも記載されているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。 この車体番号を元にオークションに出品された車の走行距離を記録しているのが、「走行メーター管理システム」です。

次に同じ車がどこかのオークション会場に出品されたとき、そのデータと照らし合わせ異常がないかを判定するのです。

このシステムはオークション会場以外でも、会員になっている業者が自らチェックすることが可能です。

例えば、下取車の走行距離に異常はないか?このシステムに問い合わせをかけることが可能です。 また問い合わせを受けたホスト側としては、前のデータを調べるのと同時に、 この時の走行距離も新たなデータとして蓄積しますので、1台の車に対して走行距離のデータがどんどん蓄積されていく仕組みになっています。

このシステムは現在では一般の方でも利用できるようになっています。

利用にあたっては実際に車を各都道府県にある「日本自動車査定協会支所」や「日本中古自動車販売協会連合会支所」 に持ち込む必要がありますが、心配な方は一度確認してみると良いでしょう。

詳しくは自動車公正取引協議会のホームページで確認してください。

社団法人 自動車公正取引協議会『AFTC』 http://www.aftc.or.jp/

※このシステムで以前と比べメーター改ざんにかなり歯止めがかかっていることは確かですが、 これでメーター改ざん車がすべて把握できるわけではありません。このシステムが有効に働くためには一度でもオークションに出品されているなど、データが蓄積されている必要があります。

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