【その11:購入編】
ブレーキに影響あり!?要注意災害車両「塩害車」の見分け方!
前回、冠水車を見分けるには「サビに気をつけろ」とお伝えしました。 しかしサビが出るのは何も冠水した車ばかりではありません。
今回はサビの影響を受けるもう1つの災害車両「塩害車」についてお話します。
海辺へのドライブや雪道にまかれるや融雪剤に含まれる塩。これらの塩分により、車にサビがでることがあります。 塩の影響でサビが出ている車を、中古車業界では「塩害車」と呼んでいます。
塩害車だから悪い!というわけではありませんが、サビがひどくなると機械にはいい影響を与えませんので、 やはり選ぶときには注意が必要です。
例えばサビの影響を受けやすく、また影響を受けると危ない箇所が「ブレーキ」です。
下の写真を見てください。
これは雪道を走っていた人の下回り、特に車のブレーキ部分の拡大写真です。 このサビは雪道にまかれる融雪剤の影響によるものです。
次の写真はブレーキのローターという部品をはずしたものです。ここにもひどくサビがでています。
このブレーキローターというのはブレーキの重要な部分なのですが、ここがさびてくると制動力の低下につながりかねません。
このような塩害車の購入を防ぐためにも、購入前には必ずサビのチェックをしましょう。
チェックするポイントとして、まずはしゃがんで車の下を覗き込んでください。
このようにサビがひどい車は注意しましょう。
また次の写真のようにエンジンルーム内にもサビが多くでている車にも注意が必要です。
初心者の方でも簡単にチェックできる方法ですので、ぜひ確認してくださいね。
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