年式と車の程度は関係ない！？年式だけに目を奪われるな！

【その15：購入編】

私は現在も中古車屋で働いていますので、直接お客様と話す機会も多いです。そんな中、お客様がどのような車を探しているのか要望をうかがっていると、

「年式は３年落ちぐらいまでで探しています」

という言葉が良く出てきます。

年式にこだわる理由があるのかなぁ、と思い詳しく聞いてみますが、特に理由は無くなんとなく新しい車がよいとのこと。

実際にこのように年式にこだわっている方は多いのではないでしょうか？

しかし年式だけに目を奪われていると中古車選びはうまくいきません。

誤解を恐れずに言えば、年式と車の程度とには関係がありません。

もちろん歴年に応じて劣化する部品もありますが、だからと言って１年程度の違いで劣化が進んでいるということはまずありません。

私から言わせれば、年式よりも他に見るべきところはたくさんあります。

それでは年式と車には、一体どんな関係があるのでしょう。

年式で一番関係があるのは、「査定の基準価格」です。

この「査定の基準価格」で一番わかりやすいのは下取に出した時ですよね。当然年式が新しいほどその車の下取り価格は高くなります。

また年式は、保険の時価額にも関係してきます。

例えば車両保険などに加入するときに算出される車の時価額は、年式を基準にして決められています。つまり年式が新しいほど車の時価額が高くなります。

いずれにせよこの査定価格は、車の程度という問題とは関係ありません。

皆さんも中古車を選ぶときは年式だけに目を奪わずに、しっかりと程度の良い車を見極めてくださいね。そのための情報をこのサイトでしっかりと学んでください！

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