【その16:購入編】

ちょっとのぞきこめばわかる!事故車修理の痕跡を見逃すな!

前々回で事故車を見分けるときのポイントとして車のゆがみを調べる方法をご紹介しました。 今回は事故車を修理したときに残る痕跡についてお伝えします。

私たち中古車業界の間では「修正機の跡」と呼ばれているものです。

「修正機の跡」と聞いても、おそらく一般の方には全くなじみの無い言葉でしょうが、 私たちが車を査定するときには必ずチェックするポイントです。

ではこの「修正機」とは一体何のことでしょう?

「修正機」と言うのは事故した車を直すための機械のことで、 この機械で車を固定してボディのゆがみなどを正していきます。 そしてこの修正機を使って直した車には、ボディのどこかにその痕跡が残ってしまうのです。

この痕跡のことを「修正機の跡」と呼んでいます。

次の2枚の写真を見てください。修正機の跡が残る代表的な部分です。

丸印の部分がステップです。この部分を確認します。

このギザギザの跡が修正機の跡です。 いかがでしょうか?

このような修正機の跡が見つかれば、大なり小なり、その車は事故の修理をしている証拠となります。 (ただしこの修正機の跡があるからといって、必ず事故車扱いになるとは限りません。 そこが少しわかりにくい所なのですが)

いずれにせよ皆さんはこの修正機の跡を見つけたら、事故をしていると考えてよいでしょう。

ちょっと下を覗き込むだけ確認できる方法ですから、是非覚えておいてくださいね。

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