【その36:購入編】
支払い無用!重量税は値引き交渉せよ!
先回までで自動車にかかる税金(自動車税/取得税/重量税/消費税)の中の、 自動車税と取得税について説明しています。
自動車税:【その33:購入編】払わなくていいのに払ってる!?自動車税に注意せよ!
取得税:【その34:購入編】徴収されすぎ!?取得税の“ごまかし”に注意せよ!
今回は重量税について説明します。 重量税とは名前の通り、車の重さによって徴収される税金のことです。
自家用乗用車は車両重量0.5tごとに1年間に6300円かかります。
またこの車両重量とは、いわゆる自動車の乾燥重量のことをさします。 車検証を見ると、「車両総重量」という項目もありますが、 これは定員人数を乗せた場合の重さをあらわしますので、重量税を計算するときの重さではありません。
重量税は毎年払うものではなく、新車購入時や車検を受けるときに、 次回の車検までの金額を納めます。
以下に簡単に自家用乗用車の税額を記載しておきます。
3年 | 2年 | 1年 | |
---|---|---|---|
0.5トン以下 | 18,900円 | 12,600円 | 6,300円 |
〜1トン | 37,800円 | 25,200円 | 12,600円 |
〜1.5トン | 56,700円 | 37,800円 | 18,900円 |
〜2トン | 75,600円 | 50,400円 | 25,200円 |
〜2.5トン | 94,500円 | 63,000円 | 31,500円 |
この重量税に関して覚えておいて欲しいことは、 月割りで支払うという制度がないということです。
わかりやすく説明しますと、 車検が残っている車を買うときは重量税を支払う必要はありません。
名義変更の車でこの重量税が請求されたら、その店はそうとう怪しい店です(笑)。
一時、問題になったので、さすがにそういったお店は少ないと思います。 しかし気をつけていただきたいのが、重量税という名前でなく 「車検残存価値」などという名前に変わって請求されるときがあることです。
その場合も名前が変わっているだけで、つまりは重量税の月割りですから、 基本的に支払う必要はありません。
もし含まれていたら、この費用も値引きしてもらうよう交渉しましょうね。
- 「中古車売買≪トラの巻≫」の最新号がいち早く読める
- >>中古車に勝つ!〜プロが教える中古車の見分け方〜
- なぜあなたは程度のよい中古車が買えないのか?事故車でだまされない方法とは?プロはどうやってメーター改ざんを見破るのか?中古車を劇的に安く買う裏技とは。プロが教える中古車情報満載です。