【その45:購入編】

年式や走行距離をあらかじめ決めてかかるな!

中古車を購入するとき、年式と走行距離を気にする人は多いと思います。

だれでも、年式が新しく走行距離が少ない車を欲しいと思うのではないでしょうか?

しかし当然ですがそのような車は価格が高くなります。

そこで今回は、年式、走行距離、価格と比べたときに、どういう基準で選べばよいのかをお伝えします。

●年式について

以前もお伝えしましたが、同じ年式でも1月登録の車と12月登録の車では、約1年ほど登録に差が出ます。 まずはそのことを頭においてください。

【その3:購入編】その差10万円以上!?中古車の年式にだまされるな、登録月まで確認しろ!

ここで誤解を恐れずに申し上げますと、中古車の年式と車の程度とはあまり関係がありません。

「車の程度」だけを考えるのであれば、年式はあまり気にしなくても良いということです。

車の年式が大きく関係するのは、買取や下取りの査定に出したとき、事故などで全損になったときに支払われる保険金額などです。

これらは車の基準価格として、年式が重要視されます。

●走行距離について

中古車を選ぶ時は、走行距離はもちろん少ないほうが良いですよね。

しかし、当然走行距離が多くなるほど、値段が安くなりますので、そのあたりは予算との兼ね合いだと思います。

一般的に私たち業者は、1年間で1万キロ〜1万3千キロぐらい走るものとして基準を定めます。

例えば3年落ちの車の場合、適正な走行距離は3万キロ台と仮定するわけです。

皆さんも中古車を購入するときは、これぐらいの走行距離の車を基準にして考えてみてください。例えば、

(A車)3年落ち 走行距離3万5千キロ 価格100万円

(B車)3年落ち 走行距離6万5千キロ 価格80万円

2台の車がある場合、A車が基準となる車です。A車より3万キロ多く走っているB車は、20万円安く購入できるようです。

このような場合に、予算とこれからの自分の乗り方とを比べていただきたいのです。

例えばサンデードライバーの方で、今後あまり距離を乗らない人であれば、少々距離が多くても安い車の方がいいかもしれません。

このような方は、年月がたてばたつほど、適正な走行距離に近づいていくので、今度は売る時に、年式、走行距離に応じた下取価格が期待できます。

ちなみに最近の車はメンテさえしっかりしていれば10万キロぐらいでは、なんともないと思います。

しかし距離に応じて、消耗品やメンテナンスの費用などにお金がかかってくることは頭に入れておいてください。

また走行距離の多い車を購入するときは、後々のアフターもしっかり面倒見てくれる店で購入するのがいいでしょう。

年式は○○年式以上、走行距離は○○キロ以下、などど決めて探すのも一つの方法ですが、もう一度自分の用途を考えなおしてみてください。 少し幅を広げた探し方をすることで、お得な中古車が見つかることもありますよ。

「中古車売買≪トラの巻≫」の最新号がいち早く読める

規約に同意の上、登録を行ってください。

車のまぐまぐ!の登録(無料)はこちら→メールアドレス

>>中古車に勝つ!〜プロが教える中古車の見分け方〜
なぜあなたは程度のよい中古車が買えないのか?事故車でだまされない方法とは?プロはどうやってメーター改ざんを見破るのか?中古車を劇的に安く買う裏技とは。プロが教える中古車情報満載です。