【その46:購入編】

個人売買なら、まず日本自動車査定協会に相談せよ!

最近ではオークションサイトも一般的になり、いろいろな物が個人間で売買されていますね。

車もオークションサイトに出品されているのをよく見かけます。

しかしいざ車を個人売買で購入しようというとき、価格は安いけれど、 今ひとつ心配だなぁ…と思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は車を個人で売買するときの注意点をお伝えします。

車を個人売買するときに注意して欲しいのは大きく次の3つです。

  1. 車の程度に関すること
  2. お金のやり取りに関すること
  3. 名義変更に関すること

今回はその中の車の程度に関することについてお伝えします。

1.車の程度に関すること

まず皆さんが一番心配なのは、この車の程度に関することではないでしょうか?

事故車ではないか?

メーター巻き戻しは大丈夫だろうか?

買ってもすぐに壊れるのでは…?

もちろんこれらのことは個人売買にかかわらず心配でしょうが、 お店で購入するのと違い、個人間では保証などは無いでしょうから、より慎重になる必要があります。

そこで、これは!という車が見つかった場合、購入前に売り手に了解を得て、 しっかりと確認しておくのが良いでしょう。

まず、事故車ではないか?という心配に関しては、 財団法人 日本自動車査定協会へ相談してみると良いでしょう。

財団法人 日本自動車査定協会

この協会は全国に事業所があり、車を持ち込むとその車の事故歴などの評価・証明をしてくれます。

個人売買の時、その車の目安になる売買価格も教えてくれるので、とても便利です。

また事業所によっては出張で査定に来てくれますので、希望の方は一度確認してみるとよいでしょう。

またメーター巻き戻しのチェックは以前お伝えした

メーター改ざん車は「走行メーター管理システム」で見破れ!

を参考にしてみてください。

この走行メーター管理システムは、上で説明した、財団法人 日本自動車査定協会でチェックできますから、 事故歴と一緒に確認するとよいでしょう。

また、買ってもすぐに壊れるのではないだろうか?こんな心配には、 やはり現時点での車の状態をプロにチェックしてもらうのが一番です。 (日本自動車査定協会での査定は、車のメカ的なことまではチェックしてくれません)

具体的には、その車を取り扱っているメーカー系ディーラーの工場に持ち込み、1年点検をお願いするとよいでしょう。

不具合があった場合、販売者に対応をしてもらえるのかどうかを事前に確認しておくといいでしょう。

ここで1つ注意点があります。

今説明した3つの方法は、すべて費用がかかるということです。

あなたが購入をする、しないにかかわらず、その費用をどちらが負担するかなどはあらかじめ必ず決めておきましょう。 後でトラブルの原因になります。

また逆にあなたが車を個人売買で売る立場の場合、今説明した3点をあらかじめおさえておくと、他の人と差別化がはかれます。

「財団法人 日本自動車査定協会で、事故歴、メーター改ざん歴のチェック済み!その証明書もあります。また○年○月○日、△△ディーラーでの定期点検記録簿もあります」

などとアピールすることで、購入者は安心してあなたから車を買うことができますよね。

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