55.セルフスタンドでの給油の仕方をおしえてください

私は、セルフのガソリンスタンドに行ったことがありません。最近は、ガソリン代も高く、できることなら少しでも安いガソリンを入れたいのです。友達に言うと簡単だと言いますが、どうも不安でなかなかいけません。どんな手順で、どんなことに気をつければいいでしょうか?(ゆーこ)

みかみ先生からのお答え

ガソリン代が、どんどん、ドンドン、DONDON、高くなっていますね。高くなるにつれ、少しでも安くと、セルフスタンドの人気が急上昇しているようです。でも、初めてガソリンスタンドを利用するときは、危険物を扱うだけに誰でも不安なものです。しかし、不安がってはいられません。安いガソリンのために、勇気を出して挑戦してみましょう。セルフスタンドによって、システムの違いはありますが、おおむね理解できると思います。

セルフスタンドへ進入する

セルフスタンドは一般のスタンドのように「オーライオーライ」と誘導してくれない分、進入しやすくできているのが普通です。自分でどこに入るか判断しましょう。給油口が「右」なら給油機の「左」へ、給油口が「左」なら「右」へ進入します。車と給油機が1m程度離れるように、ゆっくり前進し、車の給油口と給油機のノズルがほぼ同じ位置になるように停めます。停めたら、シフトを「P」に入れ(MT車は「L」か「R」に)サイドブレーキを引いてエンジンを止めます。給油口のロックを外して進入完了です。

注文する

給油機のディスプレイに応答式の画面が表示されます。それを指で押して注文します。初めてでもわかるよう、1つずつ順に尋ねてくれます。給油機メーカーによって、多少違いがあるようですが、おおむね次のように操作します。

1:支払い方法を選ぶ画面に「現金」と「カード」の文字が出ています。現金なら現金の文字を、カードならカードの文字を押します。カードを選ぶと、カードの種類を尋ねる画面になります。使うカードの文字を押すと、カードを通すよう指示があります。カードをカードリーダーのスリットに通します。裏表を間違えて通すと、間違えていることを教えてくれます。

2:油種を選ぶ支払い方法を選ぶと、次に油種を尋ねられます。画面に「レギュラー」「ハイオク」「軽油」の文字が出るので、入れる油種の文字を押します。

3:量を選ぶ次の画面は、いくら入れるのか、量を決める画面です。「満タン」「○○リットル」「○○○○円」という表示で、入れる量を決めます。1000円分でも10リッターでも、満タンでも、文字を押して入れることができます。これで、注文することができました。

給油する

さて、いよいよ給油です。給油を始める前に、必ずすることがあります。給油機のどこかに「静電気放電用のパネル」があります。そのパネルに触って、あなたの体にたまった静電気を放電します。放電しないで給油口のキャップをあけると、パチっと火花が飛ぶことがあります。その火花でガソリンが爆発しないよう、必ずパネルに触るのが注意事項です。

さきほどロックを外しておいた給油口を開け、キャップをはずします。キャップは所定の場所に置き、油種にあったノズルを取ります。ノズルの先を給油口の奥まで差込みレバーを握れば、給油が始まります。レバーを離すと止まりますので、レバーがカチッと戻るまで、握っておきます。所定の量が入ると、自動的にレバーが戻ります。レバーが戻ったら、ノズルを引き出し、元の位置に戻します。さて、ここでもう1つ注意事項です。ノズルを戻したら、必ずキャップを締めてください。 セルフスタンドでのキャップの閉め忘れは意外と多いのです。走行中にガソリンが漏れると大変です。くれぐれも忘れないようにしましょう。

清算する

給油は完了しましたが、このまま帰ってはいけませんよ。ちゃんと清算しましょう。カードの方は給油明細を持ち帰ります。現金の方は清算場所で清算します。清算の方法は、スタンドによって異なります。給油機で清算する場合、別に支払機がある場合、カウンターで支払う場合などがあります。

セルフスタンドと一般のスタンドの価格差は、1リットルあたり2〜3円だと言われています。30リットル入れると、60〜90円のお徳です。慣れれば簡単ですから、挑戦してみましょう。全国には、いろんなセルフスタンドがあると思います。中には上記と方法の違うスタンドがあるかもあるかもしれません。わからなければスタッフに尋ねましょう。

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