60.フロントガラスのギラギラを取るには?

雨の日、特に夜間走行は苦手です。対向車のライトでフロントガラスがギラギラして、視界が悪いからです。ガソリンスタンドで撥水コートをしてもらおうと思うのですが、撥水効果を長続きさせる方法があれば教えて下さい。(なな)

みかみ先生からのお答え

フロントガラスのギラギラを取るには、2つの方法があります。1つは、市販の油膜取りで汚れた油膜を取りのぞく方法。もう1つが、撥水コートです。

撥水コートとは?

撥水コートは、フロントガラスにかかる水を撥水剤ではじくというものです。ガラスに水がなじまないような処理をするので、ガラスにかかった水は玉になって転がり落ちます。高速走行中なら、風圧で弾き飛ばされます。ガラスはギラギラすることがなく、視界が良くなります。

撥水コートの注意点とは?

撥水加工してすぐは問題ありませんが、撥水能力が落ちてくるとかえってギラギラがひどくなります。中途半端な撥水なので水が玉にならず、小さな水滴になってガラスの表面に残ってしまいます。ワイパーで拭いても綺麗にふき取れなくなり、油膜のギラギラより見にくくなることがあります。

そうなると、もう一度、撥水加工しなくてはいけません。つまり、一度、撥水加工すると、定期的に(撥水剤によっては月に一度くらい)加工しなければ効果が得られなくなります。「やっぱりよくないから、元に戻そう」と思っても、撥水しなくなるまで時間がかかります。中途半端な撥水で見にくい状態を我慢しながら、完全に撥水しなくなるまで、しばらくの間、待つことになります。撥水コートをするなら、そのことを理解してされるとよいでしょう。

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