【その27:購入編】

作ったら数万円!?スペアキーの有無は必ず確認せよ!

最近は車のカギもずいぶんとおしゃれな形をしたものが多くなりました。 また形だけでなく、防犯機能面もかなり進化しています。 今回はそんなカギについての注意点です。

ズバリ言いますと、「契約時にスペアキーの有無を確認しましょう」ということです。

「何?スペアキー?そんなの無くても後で作ればいいじゃん。どうせ数百円で作れるんだから」

なんて思ったあなた。今日からその考えは捨てましょうね!

確かに昔からあるカギは、金物屋や鍵屋さんに行けば、その場で数百円でスペアキーを作ってくれるでしょう。

しかし冒頭に書いたように、車のカギも年々進化しています。 「カギ」本来の目的である防犯性を高めるために、カギの形や機能面で様々な工夫がされているのです。

下の写真を見てください。

通常のカギと違い、カギの内側に溝がほってあります。これは通常、内溝式のカギと呼ばれるもので、 普通のカギよりも複製がしにくくなっています。

このカギを複製する場合は、数百円というわけにはいきません。最低でも数千円はかかりますし、 どこの鍵屋でも作れるというわけではありません。

このように最近のカギは、スペアキーを作るにもお店探しからはじめなくてはならず結構大変です。

そして、さらに大変なのが、イモビライザー式のカギです。

イモビライザーとは、盗難防止装置の一つで、カギの物理的な形だけでなく、 電子的な照合によりカギを認識するシステムです。

従来のカギは、単純にその形状で判断しますので、複製を作ることでエンジンを始動させることができます。

しかしイモビライザーの場合は、カギ側とクルマ側とで電子的な照合を行うため、 物理的に鍵の形が同じでもエンジンは始動しないのです。

このカギはスペアキーを作ろうと思っても、簡単にはいきません。

まず手続きが非常に煩雑です。カギを作るには身分証明証が必要だったり、 カギと一緒に車も預けるなど、鍵屋さんで気軽に作れるという物ではありません。

また料金もカギ一つ作るだけで、数万円かかります。

最近の車は、徐々にこのイモビライザー式のカギが浸透してきています。 たかがカギと思っていると、後で結構な出費を強いられることにもなりかねませんので注意してくださいね。

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