【その29:購入編】
きれいなのは当たり前!内装・外装にだまされるな!
雑誌や本でよく特集される、「中古車の上手な買い方」。 これらの特集の中で必ずといってよいほど出てくる項目に、
「中古車を選ぶときは内装・外装のキレイな車を選びましょう」
というものがあります。 つまり内外装の状態を見ることで車の使われ方が一目でわかる!というものです。その理由として、
「内外装がきれいな車は前のオーナーが丁寧に乗っていた証拠です。 こういった車は、エンジンや電装系などの調子の良い車が多いのです」
といったことが書いてあります。
もちろんそれに当てはまる場合もあるでしょう。しかしながら当てはまらない車もあるのです。
皆さんが中古車を買いに、中古車屋さんに行きます。そこに内装・外装のきれいな車が展示してあります。 しかしこの内装・外装がきれいな車というのは、なにも前のオーナーがきれいに乗っていたからだけではありません。 それよりも、中古車販売店で一生懸命磨いたからきれいになった車が多いのです。
ある意味、中古車屋さんにおいてある車の内外装がきれいなのは当たり前のことです。
業者にとって、内外装をきれいにすることは、非常に簡単ですし、またきれいにすることは仕事の一部なのです。
私の周りの業者に聞いても、 「汚い車を仕入れて、きれいにして売るのが中古車屋の仕事だよ」 なんていう方も非常に多いです。
私としては、「内外装のきれいさに、だまされないでほしい」というのが本音です。
多くの方が中古車を選ぶときに、見た目のきれいさや、装備の良さで選ばれています。
しかし中古車を選ぶときに重要なのは、
- その車の程度の良し悪しをしっかりと選別
- その中から内外装や装備の良いものを選ぶ
この順番で選ぶことです。ぜひ覚えておいてください。
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